最近の調査によると、1日の野菜摂取量が男女とも過去最少に達していることが明らかになりました。特に、20歳以上の成人の平均摂取量が353gの目標値を大きく下回る256gに留まっています。この状況は、私たちの健康や生活習慣に深刻な影響を及ぼす可能性があります。野菜が不足すると、必要な栄養素が不足するだけでなく、免疫力の低下や生活習慣病のリスクが高まることは明白です。

　厚生労働省の調査で、20歳以上の人の1日の野菜の摂取量が、去年は平均256グラムとなり、比較可能な1995年以来、過去最少となったことが分かりました。

　男女別では、男性が262.2グラム、女性は250.6グラムと、ともに過去最少で、政府が定める目標値の「350グラム」にトマト半分程度が足りていないことになります。

　厚労省は「ホームページなどを通じて啓発活動を強化し、国民一人ひとりの食生活の改善を支援していきたい」とコメントしています。