小金井から府中を結ぶ新しい南北道路の整備が進んでいるとの話題にワクワクします。この道路が全通すれば、地域の交通が大幅に改善されると期待されています。特に話題の「崖から飛び出す橋」という整備案が実現すると、一体どんな風景になるのか想像するだけで楽しみです。

多摩中部の貴重な南北軸
 多摩エリアの新たな主要南北軸となる「府中東小金井線」の整備が進められています。
 
 完成すればどう便利になるのでしょうか。また工事はどこまで進んでいるのでしょうか。

 府中東小金井線は、新武蔵境通り(4車線)と新小金井街道(2車線)のちょうど中間あたりに位置します。

 2本の南北道路は5kmあまりも離れており、そのあいだには広大な「大通り空白地帯」となっていて、どこへ行くにも狭い生活道路をクネクネと移動しなくてはならず、不便な状況です。

 そこで整備が進められているのが府中東小金井線で、五日市街道から東八道路を経て、甲州街道(国道20号)までを縦に連絡する役割を果たします。途中でJR中央線の東小金井駅前を抜け、西武多摩川線の西側を並行します。総延長は約5kmです。道路幅は16m~18m程度の2車線です。

 開通済み区間と未開通区間がモザイク状に入り乱れており、南北ネットワーク軸の機能はまだ発揮できていません。具体的には以下のとおりです。

【開通済み】東大通り(五日市街道~JR東小金井駅~連雀通り)
 約2kmがつながっています。ただ東小金井駅の北側は狭い2車線のままなので、都市計画幅へ拡幅する事業が行われているところです。

【未着手】連雀通り~東八道路
 ここが唯一、まだ事業着手できていません。

 野川を渡る区間ですが、武蔵野台地から国分寺崖線をズドンと一気に降下する必要があり、一筋縄ではいきません。隣を走る西武多摩川線は、台地からそのまま飛び出し、見上げるような橋梁で空中を渡っていきます。

 新道路は、同様に「台地から橋梁で渡っていく」案、「台地を掘り下げて切土構造で降下していく」案、「台地内へトンネルでもぐりこんでいく」案の3つが比較検討されています。

 そのなかで、都が環境改変が小さいなどとして「最適案」に選んでいるのが、橋梁案です。約230mの橋で野川を大またぎしていきます。隣の西武多摩川線と空間的にも並走することとなります。

【事業中】あんず通り(東八道路~人見街道)
 もともと細い路地しかなく、全くの新道路として整備中。そのうち、あいだの350m程度が完成形になっています。

【開通済み】あんず通り(人見街道~甲州街道)
 多磨駅前から白糸台交番前まで、約960mが整備済みで、両側に歩道が確保されています。

 ※ ※ ※

 ものすごい高低差が立ちはだかる「国分寺崖線」を克服し、野川の南北エリアをつなげる貴重な道路となる「府中東小金井線」。

 2025年度末までの10年間で「優先的に整備すべき」とした区間にもリストアップされており、その10年が間もなく終わろうとしているなか、構造案も固まり、悲願の事業着手に向けて大詰めの段階となっています。





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温泉とワイン
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小金井~府中の「すごい南北道路」全通へ前進!? 広大な「道路空白地帯」に「崖から飛び出す橋」整備案も!? 工事どこまで進んだのか(くるまのニュース) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/b1672…

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