最近、山陽道で発生した火災事故には、多くの方が驚きと不安を抱いていることでしょう。トンネル出口での大型トラックの炎上はとても危険で、通行止めの影響で迂回を余儀なくされるドライバーの方々には、計画的な移動が求められます。事故の原因や今後の対策について、しっかりとした情報共有が必要です。

志和トンネル出口で車両火災発生
 NEXCOによると、2024年12月5日 20時50分現在、山陽道上下線 志和IC~広島東IC間で車両火災事故のため、通行止めとなっています。

 車両火災は下り線広島東ICの手前、志和トンネルの出口で発生しました。20時25分より上下線で通行止めです。

 20時50分の最新情報では、状況確認を実施しており、まだ消火作業などは行われていません。けが人の有無なども不明です。

 このあと、消火作業とともに負傷者がいれば救助活動が優先して行われ、その後通行止め区間内に滞留しているクルマの流出を行ったあと、路面の清掃、事故車のレッカー移動などが行われて通行止め解除となります。

 もし道路施設に損壊が起きていれば、緊急の復旧工事が実施されます。

 規制解除については現在のところ、発表はありません。

 現場付近を通行した人によるSNSでは、大型トラックのキャブ部から炎が上がっている写真が投稿されています。発災直後ということもあり、消防車は到着していない様子です。

 20時50分現在、下り線は志和ICを降りるクルマで1km渋滞。さらにその先、県道83号線から国道2号を広島方面に向かうクルマも混雑しています。

 上り線は渋滞していませんが、広島東ICを降りるクルマで出口が混雑し始めています。

 上下線の通行止めのため、東広島~広島市内方面を行き来する場合は、国道2号や広島高速を使うなどの迂回が必要です。

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 年末にかけて事故が増加します。また、冬は路面の凍結によるスリップ事故が多発するほか、冬タイヤの不適切な履き替えによるタイヤ脱落なども発生しています。

 日常点検は確実に行うとともに、チェーンやスタッドレスタイヤの準備のほか、時間と気持ちに余裕を持って走行しましょう。