CXがシリーズ商標として使用され、後に日本国内仕様車も1982年以降のモデルチェンジで統合された。 搭載されるエンジンは当初排気量496㏄のみであったが、後に396㏄仕様のCX-EURO/CUSTOMが加わり、1983年モデルからは673㏄にスープアップされたほか、ターボチャージャー… 15キロバイト (1,527 語) - 2024年8月26日 (月) 18:11 |
マツダの新型CX-80がいよいよ国内販売を開始しました!このクロスオーバーSUVは、ユニークな3列シートという特長を持ち、ファミリー向けにも最適です。ラージ商品群の第4弾として、多彩なラインナップが揃い、マツダファンにはたまらない選択肢が増えました。700万円超の最上級モデルは、価格に見合う充実の装備と走行性能を誇ります。
マツダの新型車「CX-80」に試乗した。日本向けラージ商品群の第2弾となる3列シートSUVのフラッグシップモデルは、エンジン(パワートレイン)の種類によって価格が大きく異なる。今回は最上級モデルとなるプラグインハイブリッド車(PHEV)に試乗し、実力を確かめた。
最も気になるのは乗り心地の完成度
試乗のスタート地点となったのは徳島県のリゾートホテル「モアナコースト」(鳴門市鳴門町)。試乗前のプレゼンで挨拶に立ったマツダ執行役員の佐賀尚人さん(R&D戦略企画、カーボンニュートラル、コスト革新などさまざまな分野を担当)は、「ようやくCX-80に試乗していただける準備が整いました。『大切な人と過ごすCX-80での旅』と題して実施する今回の試乗会、テーブルの横を向けば、今日は大切な人と来ていただいていると思います(大方のメンバーはライター、編集者、カメラマンの組み合わせだった……)」と笑わせた後、次のように語った。
「マツダのラージ商品群は、2050年に向けたカーボンニュートラルへの挑戦を具体化した商品です。電気だけでも走れるPHEVと、ブレーキ回生をうまく使ったMHEVという電動化技術、それに高効率の内燃機関を組み合わせて搭載しています。環境負荷低減に貢献できるとともに、より上級志向のユーザーのニーズを満たす商品力向上を実現しました。乗れば乗るほど元気になっていく、『クルマっていいよね』『出かけるっていいよね』という体験を楽しんでいただきたいと思います」
2022年9月に日本で発売となったラージ商品群の第1弾「CX-60」は登場時、その乗り味にマツダらしからぬラフさがあって、試乗記を読むとけっこう厳しい意見が目立っていた。今回のCX-80は、言ってみればCX-60を前後に長くしたストレッチバージョン。もし同じような乗り味だったらどうしようと、乗る前は少し不安だった。
最上級のPHEVはどんなモデル?
今回乗ったのは、「e-SKYACTIVE PHEV」を搭載した「プレミアムスポーツ」グレード。ボディカラーは「ソウルレッドクリスタルメタリック」だ。スペックシートに書かれた価格は719.59万円。マツダのフラッグシップを名乗るCX-80の中でも最上級で、やはりこれには乗っておかないと、というモデルである。
ボディサイズは全長4,990mm、全幅1,890mm、全高1,710mm、ホイールベースは3,120mm。「CX-60」より250mm長い全長とホイールベースの延長分が、3列目シート搭載のために与えられた空間というわけだ
搭載するPHEVシステムは最高出力138kW(188PS)/6,000rpn、最大トルク250Nm/4,000rpmを発生する縦置きの2.5L直列4気筒直噴ガソリンエンジンに、129kW(175PS)/270Nmのモーター、容量17.8kWhのリチウムイオンバッテリー(床下に搭載)を組み合わせたもの。FRベースのi-ACTIV AWDをトルコンレスの8速ATで駆動する。WLTCモードでのハイブリッド燃料消費率は12.9km/L、EV走行可能距離(バッテリーを充電しておけば電気だけで走れる距離)は67kmとなっている。
エンジンの搭載位置に注目!
まさかのフロントミッドシップ!
エンジンカバーを持ち上げて(左右のクリップを外すだけで簡単)姿を現した4気筒エンジンの取り付け位置には驚いた。フロントアクスル(前の車軸)の後方に搭載されているので、ボンネット前端のラジエーターとの間に30~40cmはあろうかという空間がぽっかりと空いているのだ。いわゆる「フロントミッドシップ」というエンジンの置き方で、基本的には走行性能にこだわるスポーツカーなどがよく用いる手法である。こんなところからも、走りにこだわるマツダのエンジニアの心意気が伝わってくる。
エクステリアはCX-60に準じたデザイン。垂直に切り立った大きなフロントグリル、FRベースでボディ後方寄りにしつらえたキャビン、深くえぐられたボディサイドの造形などが特徴的だ。ロングボディ化による間延び感はなく、堂々たる気品があり、さすがはマツダデザインと言いたくなる。
マツダ「CX-80」
235/50R20サイズの「GYエフィシェントグリップ」を装着するホイールは、スポーツモデルらしくブラックメタリック塗装となっている
マツダ「CX-80」
グリル内で控えめに存在を主張する縦3本のメッキパーツは「CX-80」の証だ
インテリアの作り込みもすばらしい。タンカラーのナッパレザー/レガーヌのシートは1~2列目の居心地が最高。3列目の広さもライバルを凌いでいる。黒をミックスした全体のコーディネーションは、価格が上の輸入車やレクサスあたりと比べても負けていない。国産モデルにあっては、一頭地を抜くプレミアムなデザインだと断言できる。
インテリアの作り込みがすばらしい
ここまで変わるとは…
ドライバーズシートに乗り込むと、ステアリングやペダルの位置がすぐにぴたりと決まる。ドライビングポジションにこだわるマツダらしい部分だ。さっそくPHEVモデルをスタートさせてみると、「EV」モード時は当然として、「ノーマル」モードでもなるべくモーターだけを使って静かに走ろうとするところが印象的。そして、気になる乗り心地はと言うと……フラッグシップモデルにふさわしい、滑らかな足に大変身しているではないか! すばらしい。乗る前は不安だっただけに、思わず「よかった」と安堵の声が出た。
大鳴門橋を渡って淡路島に入る高速区間でACC(マツダの呼び方だとマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール。前車追従のいわゆる半自動運転)を作動させると、CX-80は静かで安楽なツアラーに早変わり。東浦ICで降りて県道71号や157号のワインディングに乗り入れ、走行モードを「スポーツ」にして走り出せば、「クオオオーン」という4気筒エンジンの快音が遠くでくぐもったように聞こえてきて、FRのスポーツカー的な走りが楽しめる。この時、5m近い全長のことはすっかり忘れている。わずかなロールを許しながらクリッピングポイントを狙っていけるのは、「ロードスター」にも採用されている「KPC」(キネマティック・ポスチャー・コントロール)構造のリアサスペンションが効果を発揮しているからだろう。
ACCを作動させれば安楽なツアラーに早変わり。どこまでも乗っていけそうな感覚だ
淡路島の海沿いにある「アクアイグニス淡路島」(淡路市夢舞台)では、CX-80が搭載する「トーイングモード」の性能を体験できた。「Mi-Drive」(いわゆるドライブモード選択)でこのモードを選ぶと、パワートレインの出力特性を重量増加状態に合わせて調整し、AWDの直進性能を最適化してくれる。
車両後部に装着したヒッチメンバーに小型モーターボートを載せたトレーラーをつなげるのは難しそうだが、モニターに映るバックカメラの画面にトレーラー連結ガイド線が表示されたり、映像を拡大できたりする「トレーラーヒッチビュー」を使えば1人でも容易に行えるとのこと。バックで縦列駐車するには、いったんハンドルを逆に切ってトレーラーの向きを変え、今度は反対側に切ってクルマの向きを変えるのだが、このタイミングはけっこう難しかった。
「アクアイグニス淡路島」には淡路島の人気カフェ「ふくカフェ」の出店が。ここではエチオピア産レッドハニーコーヒーをいただき、一息つくことができた。お湯を沸かしたりコーヒーミルを回したりする電力は「CX-80」のPHEVモデルが供給。V2L(AC100V/1500W の外部給電)機能が活躍していた
さて、ここまで読んでおわかりの通り、褒めてばっかりの死角なし。700万円オーバーのCX-80最上級モデルは間違いなく「買い」である。
マツダの新型車「CX-80」に試乗した。日本向けラージ商品群の第2弾となる3列シートSUVのフラッグシップモデルは、エンジン(パワートレイン)の種類によって価格が大きく異なる。今回は最上級モデルとなるプラグインハイブリッド車(PHEV)に試乗し、実力を確かめた。
最も気になるのは乗り心地の完成度
試乗のスタート地点となったのは徳島県のリゾートホテル「モアナコースト」(鳴門市鳴門町)。試乗前のプレゼンで挨拶に立ったマツダ執行役員の佐賀尚人さん(R&D戦略企画、カーボンニュートラル、コスト革新などさまざまな分野を担当)は、「ようやくCX-80に試乗していただける準備が整いました。『大切な人と過ごすCX-80での旅』と題して実施する今回の試乗会、テーブルの横を向けば、今日は大切な人と来ていただいていると思います(大方のメンバーはライター、編集者、カメラマンの組み合わせだった……)」と笑わせた後、次のように語った。
「マツダのラージ商品群は、2050年に向けたカーボンニュートラルへの挑戦を具体化した商品です。電気だけでも走れるPHEVと、ブレーキ回生をうまく使ったMHEVという電動化技術、それに高効率の内燃機関を組み合わせて搭載しています。環境負荷低減に貢献できるとともに、より上級志向のユーザーのニーズを満たす商品力向上を実現しました。乗れば乗るほど元気になっていく、『クルマっていいよね』『出かけるっていいよね』という体験を楽しんでいただきたいと思います」
2022年9月に日本で発売となったラージ商品群の第1弾「CX-60」は登場時、その乗り味にマツダらしからぬラフさがあって、試乗記を読むとけっこう厳しい意見が目立っていた。今回のCX-80は、言ってみればCX-60を前後に長くしたストレッチバージョン。もし同じような乗り味だったらどうしようと、乗る前は少し不安だった。
最上級のPHEVはどんなモデル?
今回乗ったのは、「e-SKYACTIVE PHEV」を搭載した「プレミアムスポーツ」グレード。ボディカラーは「ソウルレッドクリスタルメタリック」だ。スペックシートに書かれた価格は719.59万円。マツダのフラッグシップを名乗るCX-80の中でも最上級で、やはりこれには乗っておかないと、というモデルである。
ボディサイズは全長4,990mm、全幅1,890mm、全高1,710mm、ホイールベースは3,120mm。「CX-60」より250mm長い全長とホイールベースの延長分が、3列目シート搭載のために与えられた空間というわけだ
搭載するPHEVシステムは最高出力138kW(188PS)/6,000rpn、最大トルク250Nm/4,000rpmを発生する縦置きの2.5L直列4気筒直噴ガソリンエンジンに、129kW(175PS)/270Nmのモーター、容量17.8kWhのリチウムイオンバッテリー(床下に搭載)を組み合わせたもの。FRベースのi-ACTIV AWDをトルコンレスの8速ATで駆動する。WLTCモードでのハイブリッド燃料消費率は12.9km/L、EV走行可能距離(バッテリーを充電しておけば電気だけで走れる距離)は67kmとなっている。
エンジンの搭載位置に注目!
まさかのフロントミッドシップ!
エンジンカバーを持ち上げて(左右のクリップを外すだけで簡単)姿を現した4気筒エンジンの取り付け位置には驚いた。フロントアクスル(前の車軸)の後方に搭載されているので、ボンネット前端のラジエーターとの間に30~40cmはあろうかという空間がぽっかりと空いているのだ。いわゆる「フロントミッドシップ」というエンジンの置き方で、基本的には走行性能にこだわるスポーツカーなどがよく用いる手法である。こんなところからも、走りにこだわるマツダのエンジニアの心意気が伝わってくる。
エクステリアはCX-60に準じたデザイン。垂直に切り立った大きなフロントグリル、FRベースでボディ後方寄りにしつらえたキャビン、深くえぐられたボディサイドの造形などが特徴的だ。ロングボディ化による間延び感はなく、堂々たる気品があり、さすがはマツダデザインと言いたくなる。
マツダ「CX-80」
235/50R20サイズの「GYエフィシェントグリップ」を装着するホイールは、スポーツモデルらしくブラックメタリック塗装となっている
マツダ「CX-80」
グリル内で控えめに存在を主張する縦3本のメッキパーツは「CX-80」の証だ
インテリアの作り込みもすばらしい。タンカラーのナッパレザー/レガーヌのシートは1~2列目の居心地が最高。3列目の広さもライバルを凌いでいる。黒をミックスした全体のコーディネーションは、価格が上の輸入車やレクサスあたりと比べても負けていない。国産モデルにあっては、一頭地を抜くプレミアムなデザインだと断言できる。
インテリアの作り込みがすばらしい
ここまで変わるとは…
ドライバーズシートに乗り込むと、ステアリングやペダルの位置がすぐにぴたりと決まる。ドライビングポジションにこだわるマツダらしい部分だ。さっそくPHEVモデルをスタートさせてみると、「EV」モード時は当然として、「ノーマル」モードでもなるべくモーターだけを使って静かに走ろうとするところが印象的。そして、気になる乗り心地はと言うと……フラッグシップモデルにふさわしい、滑らかな足に大変身しているではないか! すばらしい。乗る前は不安だっただけに、思わず「よかった」と安堵の声が出た。
大鳴門橋を渡って淡路島に入る高速区間でACC(マツダの呼び方だとマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール。前車追従のいわゆる半自動運転)を作動させると、CX-80は静かで安楽なツアラーに早変わり。東浦ICで降りて県道71号や157号のワインディングに乗り入れ、走行モードを「スポーツ」にして走り出せば、「クオオオーン」という4気筒エンジンの快音が遠くでくぐもったように聞こえてきて、FRのスポーツカー的な走りが楽しめる。この時、5m近い全長のことはすっかり忘れている。わずかなロールを許しながらクリッピングポイントを狙っていけるのは、「ロードスター」にも採用されている「KPC」(キネマティック・ポスチャー・コントロール)構造のリアサスペンションが効果を発揮しているからだろう。
ACCを作動させれば安楽なツアラーに早変わり。どこまでも乗っていけそうな感覚だ
淡路島の海沿いにある「アクアイグニス淡路島」(淡路市夢舞台)では、CX-80が搭載する「トーイングモード」の性能を体験できた。「Mi-Drive」(いわゆるドライブモード選択)でこのモードを選ぶと、パワートレインの出力特性を重量増加状態に合わせて調整し、AWDの直進性能を最適化してくれる。
車両後部に装着したヒッチメンバーに小型モーターボートを載せたトレーラーをつなげるのは難しそうだが、モニターに映るバックカメラの画面にトレーラー連結ガイド線が表示されたり、映像を拡大できたりする「トレーラーヒッチビュー」を使えば1人でも容易に行えるとのこと。バックで縦列駐車するには、いったんハンドルを逆に切ってトレーラーの向きを変え、今度は反対側に切ってクルマの向きを変えるのだが、このタイミングはけっこう難しかった。
「アクアイグニス淡路島」には淡路島の人気カフェ「ふくカフェ」の出店が。ここではエチオピア産レッドハニーコーヒーをいただき、一息つくことができた。お湯を沸かしたりコーヒーミルを回したりする電力は「CX-80」のPHEVモデルが供給。V2L(AC100V/1500W の外部給電)機能が活躍していた
さて、ここまで読んでおわかりの通り、褒めてばっかりの死角なし。700万円オーバーのCX-80最上級モデルは間違いなく「買い」である。
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![]() | 「日本において本格3列のクロスオーバーSUVはユニーク」マツダCX-80国内販売始まる ラージ商品群第4弾としてラインナップ出そろう …大きな乗用車となる、新しいクロスオーバーSUV「CXー80」の販売をきょうから始めました CXー80はラージ商品群と呼ばれる大型車種の第4弾となる車で… (出典:RCC中国放送) |
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<ツイッターの反応>
(出典 @UnVtech)
Hoashi Ko-Die
@UnVtechCXー80乗り心地は60よりかなり良いんだけど、運転した楽しさは60の方が良いなぁ
(出典 @jikkyo57)
なみやま(並山)
@jikkyo57CXー80の試乗記事が上がってるってことは五味ちゃん河口まなぶウナ丼の試乗動画も上がってる頃合いか
(出典 @SS_CX8)
SS@CX-8 #ラボるの創造主
@SS_CX8ダメだった😭😭😭 #CXー80 #MAZDA pic.x.com/WRXuLV4w5f
(出典 @slo_lov)
Shimauta
@slo_lovCX-80に試乗してきたよ。 CX-8とは全く別物だったよ。 やっぱ、FRベースはいいね👍 加速が気持ちいいよ。 #CXー80 #マツダ #試乗
(出典 @Mckee_213)
D.Mckёё(まっきー) 10/14箱根オフ 主催
@Mckee_213保土バイから東名方面にCXー80が走ってった! 多分80だったと思う…
(出典 @yanchakure21)
yanchakure21🍀
@yanchakure21返信先:@kajimack_ch 車格やサイズはともかく ベンツのSとLEXUS LS くらいのサイズでないと 運転席 しんどいです・・・ MAZDA CXー60 は大きめでしたね🤔 そろそろCXー80が出るので期待😏 コンパクトでならXBEE の ストロングハイブリッドが あれば 意外といいのかも? 🤔💦
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